MIRAI LABO. ミライラボ
MIRAI LABO. とは
東京国際工科専門職大学デジタルエンタテインメント学科
渡部健司研究室のブランドネームです。
MIRAI LABO. が掲げる大テーマは
—新:情報の視覚化と次世代コンテンツ制作—
です。
私たちは敢えて「映像」という言葉を使いません。そのワードはもはや私たちが考える「映像」の領域を狭めている結果にしかなりません。エンタテインメントの領域の中、映画、アニメ、ゲーム、CG、VR,インタラクティブコンテンツにおけるさまざまな『情報』をどのようにユーザーに届けるか、その過程でどのように何を『伝えていくのか』に他なりません。
この
誰に、何を、どのように、伝えていくのか
の意味を込めて『視覚化』という言葉を使いたいと思います。
『伝えていくのか』=『伝え方』を私たちは学んでいきたいと思います。
それが
『情報の視覚化』
です。
そして 『情報を視覚化』する上で必要な表現技術や表現技法に関する研究 や、実際のコンテンツ制作を通じて来るべき次世代のデジタルコンテンツを捉え直し、その時代に適合する新しいデジタルコンテンツを研究開発したり、実際に次世代のコンテンツを制作していくことを目標とし、そしてその先にはデジタル映像の知識や表現技術に習熟したクリエイター、エンジニア、プロデューサー、ディレクター、マネージャー、プランナーを養成、輩出することを目指していきます。
そこにある映像を『技術』、『手法』、『表現』としてとらえ直すことで、
小手先のツールやテクニックに陥らない CE(クリエイティブエンジニア) を養成していく
そして、『伝える力』を育てていく
デジキャン!では、R&D(リサーチと研究)、コンテンツ制作、報告書(研究論文)の作成、の3つをおこなっていきます。
想定している研究分野・研究領域
エンターテイメント分野におけるノンゲームnon-gameの領域を研究します
つまり映画、テレビ、動画配信、演劇、ライブ、デジタルサイネージ、ショー、展示映像、インタラクティブ映像、VR、e-sportsなどを中心に想定していきます。
また、ゲーム以外のインタラクティブ、リアルタイムグラフィックス、ビジュアリゼーションを実践的に開発していきます。
想定している研究技術・研究表現
CG、VFX、デジタルシネマ、パイプライン、シーンリニアワークフロー、バーチャルプロダクション、リアルタイムグラフィックス、
想定している成果の形式
○映像制作と報告書○
特に新しい分野や新し表現技術などを用いたコンテンツ制作と報告書を求めていきたいと思います。
映画、ドラマ、CGアニメ、実験的映像など実写、CG、VFX、VRなどのコンテンツ制作で構いませんが、企画、コンセプト、プロット、シナリオ、絵コンテ、演出プランなども立案、提出してもらいます。また制作工程やワークフロー、メイキングなどのドキュメントや報告書を作成してもらいます。
○研究論文○
エンタメ業界の研究及び、表現新しいデジタルコンテンツ表現に関する研究・開発
業界のリサーチや研究、表現に関する研究などでも構いません。
過去の研究事例)
- モーショングラフィックスの歴史的背景と表現手法の進化
- 日本国内における日本映画の興行的推移、現状と展望
- プレビズが映像制作に与える有用性と普及に伴う問題点について
- 3DCGキャラクターのリップシンクにおける日本と韓国の違いの研究
- リニアワークフローにおけるCG側からのアプローチ研究
- タイムスライス撮影におけるカメラの一括制御手法と光軸制御手法の提案
- アニメ背景の3次元化の変遷
- 実写のグローの分析とCGによるグロー表現手法の提案
- ダイアモンドの光の透過と反射、屈折の視覚化と最適なカッティングの研究
- スタンリー・キューブリックの映像と音楽から見るテーマ性
選考基準,応募用紙に記載して欲しいこと
メディア、広告、映像コンテンツ、エンターテイメント業界に強い興味、関心があることが必要最低条件です。自分が関心、興味をもつ分野、表現、技術などを記し、その理由と自分がそれに関して研究あるいは制作してみたいことを書いてください。もちろん分からないところもあると思うので自分がおぼろげながらイメージしたことで構いません。また、自分が今まで制作した映像などがあれば持ってきてください。ポートフォリオなどあればそれも。研究、制作活動のフォローはもちろん、就活のケアや業界クリエイターの紹介なども行ないます。
いずれにしても、
エンターテイメントに対する飽くなき探求心を持っている人に来て欲しいと思います。
渡部健司研究室が研究室同士、外部企業、地方自治体、行政などと手掛けていく
情報を視覚化するための
最先端技術を追求した
『研究・実験・開発』をしていく
場です。
それ以外にもテーマを決め共同研究、共同開発を行っていきます。